自分の仕事しかしない部下

部下が変わった事例

自分の仕事しかしない部下

部下のAさんは、仕事が早く仕事の品質がとても高い人です。

Aさんがミスをした話を聞いたことがありませんでした。

Aさんと1on1をすると次のようなことを言ってました。

Aさんは、今のスキルだけでずっと働こうとしていました。

新しいプロジェクトに関わったり、他の部下の仕事を助けない人だと周りから思われていました。

私の部下になった後も、チームミーティングを早く終わって欲しい雰囲気をだし、部下同士が相談していると、急かす場面もありました。

私

Aさんは、モチベーションがアップすればもっと違う働き方をするだろうなぁ。。。

私はAさんのような人が、他の人に仕事を教えたら、周りのレベルが上がるだろうと思いました。

Aさんが他のプロジェクトのトラブルの支援をしたら、すぐに解決するだろうと思いました。

Aさんが他のスキルを習得したら、もっと活躍できるだろうと思いました。

私

Aさんを何とかしたいなぁ

私のアクション

過去の上司たちは、Aさんに他のことをやらせようとして衝突していたので私からAさんに変わるように言っても効果がないと思いました。

Aさんが変わりたくなるように、私の行動を見せることにしました。

部下に仕事を教え、トラブルを支援し早急に解決し、新しいスキル習得を目指す人を支援しました。

残業が多くて疲れていても、チームミーティングではいつも明るく、「みんなの成果」を伝えました。

誰かに仕事を教えたことが、とても良い効果があったこと。

誰かのトラブルが解決したこと。

誰かが新しいスキル習得をしたこと。

また、チームミーティングは必ずラウンドテーブルを採用し、全員が近況報告をし、お互いのスキルや仕事に興味を持てるようにしました。

それによって各自が仕事で困ったことを相談し合い、みんなで解決できるようなりました。

ラウンドテーブルについての参考はこちら

Aさんは、チームミーティングが早く終わるように催促していたのが、催促しなくなっていきました。

このような私の行動にAさんは影響を受けたようでした。

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それからしばらく経ちました。

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あるとき、トラブルが発生したので、Aさんにトラブル対応の支援をして欲しいとお願いしました。

Aさんが断ったら、他の人を探そうと思っていたのですが、Aさんは快く引き受けてくれました。

過去の上司や同僚は、Aさんに支援を頼んでも断られたことしかなかったそうなので、これは初めてのことでした。

Aさんが入ってくれたことで、問題が解決しました。

その後、困ったとき私はAさんに相談をしました。

チームミーティングでも、他の人が困っているときに、Aさんにどうすれば良いか聞くようにしました。

するとAさんは、みんなの相談にのるようになりました。

私はAさんに、「他の部下の力になってくれることは良いことだと思うし助かっている」ということを言いました。

毎年一回の評価のタイミングで、Aさんがこの一年間で助けた部下たちのことについて私から感謝を伝えました。

するとAさんの発言が変わりました!

⚫️中途採用や、新人のスキルが低いので、彼らを教育をしたいです。

  私はAさんの他にも何人かのスキルのある人を集めて、トレーニングチームを作りました。

  そしてトレーニング資料を作成してもらい勉強会をしてもらいました。

⚫️他のスキルも習得したいです。

  Aさんに他のスキル習得をしてもらいました。Aさんはその仕事も早く品質が高くなりました。

⚫️他のプロジェクトも挑戦したいです。

  Aさんにどんどん新しいプロジェクトの対応をしてもらいました。

⚫️組織全体の品質向上をする仕組みを考えたいです。

  社内改善の取り組みに参加をしてもらうようにしました。

⚫️トラブル対応も任せてください。

  私と一緒にいくつかのトラブル対応の支援をしてもらいました。

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数年後

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Aさんはスキルもあり、様々なプロジェクトに対応し、トラブルを解決し、人材育成し、組織の改善活動にも参加するリーダシップをとる人材へ成長しました。

まとめ

・Aさんのように自分のプロジェクトだけ対応し、他の人と関わろうしない人には、必ず何か理由があります。

(他人を助けても、自分が困ったときに助けてもらえなかったとか、自分が残業になり体調を崩したとか)

・Aさんに注意をしたり、変えようとしたりしないようにしました。

・Aさんのことを悪く思わないようにしました。

・私が人の相談にのり、人が良くなっていくところ、トラブルが解決していくところを見せていきました。

・私が人の失敗を責めないところ、人の失敗から学び、人を良くしていくところを見せていきまました。

・本人が変わりたいと思うまで待ちました。

・変わろうとしたらチャンスなので、そこからは本人の希望を叶えていきました。

・Aさんの活動が会社や部下の為になっていることへの感謝を伝えました。

・Aさんを否定するようなことは一言も言いません。

・Aさんを不信に思うような雰囲気は出しません。

・他の上司や同僚のように、Aさんは自分のことしかしない人間だと決めつけたり、諦めたりしません。

今回の会話はメンタリングや傾聴もしています。詳しくはこちらを参考にしてください。

上手く文章で伝わらないことや、公開できないこともありますので、私に相談したいと思う方は、ご連絡ください。

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